2008年5月10日土曜日





All about CUCCINA

2年に一度サローネに併設されるキッチン設備展のEurocuccina。突板の傾向としては、一昨年、人工積層突板やチーク、オバンコールといった薄茶系樹種が圧倒的主流を占めていたのに対し、今回の展示には大きな変化が見られた。






今回の突板トレンドは家具同様、なんと言ってもnoce canaletto。白を基調とした空間に冴えるこの樹種の採用が圧倒的に目立った。3Layerを含め、木目の並べ方は LOHAS STYLE 。天然素材を意識した傾向だ。














白+メタルスチールとくれば、noce canaletto。コンビネーションとしては抜群の樹種だ。表面塗装に関しても今まで主流だった艶ありのポリエステル調から、ナチュラルでマットな塗装が目立つ。















noce canalettoの次に台頭したのはoak。こちらも従来の木目の並べ方では無く、LOHAS Style が主流。















パステルカラーの別素材と木を組み合わせるデザインも見受けられた。新しい動きだ。



家具でも人気が高いperparosa。キッチンでも多くの企業が採用していた。












ここ数年大ブレークしたevano macassar。根強い人気だ。写真(上)のevano macassarの木目の並べ方はEUROマッチ(ランダム調)を採用。木目を規則正しく並べないこの貼り方は去年あたりから流行してきた新しい傾向である。













注目すべきはフルーツウッド。OliveAppleといった目新しい樹種が登場し、喝采を浴びていた。